厳しい寒さとコロナ自粛が続くこの冬を皆様いかがお過ごしでしょうか。私は自宅で筋力トレーニングを行っております。
さて本題ですが、日本海では強い北風が吹くと大荒れになります。荒れた日本海はとても迫力があり、思わずカメラを構えてしまいます。特にこのトプ画のように、波が打ち付けられ、高さ約19mもある立岩より高く水飛沫が上がります。
今回は荒れても美しい間人の海をご紹介いたします。
一本波

トプ画と同じ立岩ですが、中央右端に間人皇后・聖徳太子母子像があります。
母子像も目測3mほどありますが、こうしてみると母子像が圧倒され、より荒波が強調されて映ります。
そしてこの写真のお気に入りのポイントは、左の行者岩から立岩まで一直線に伸びる波です。本当に繋がっているので珍しい光景に出会えました。
塩の花

ここは海岸道路からの風景で、より近くで荒波を楽しむことができます。
ここでの注目ポイントは、波打ち際に漂っている黄色っぽい物です。
これは「塩の花」「波の花」と呼ばれる物で、海面の塩分が冷えて結晶化し、周りの結晶とくっついて起こる自然現象です。
この塩の花を目当てに来る人もおられます。多い時には道路を埋め尽くす時もあるそうです。
間人港

冬の丹後では「間人がに」で賑わいます。その間人がにを獲ってくるのがこの5隻です。
この日のように波が高い日は漁に出られません。天候の良い日が少なく、5隻しか獲ってこれないので漁獲量も多くありません。
「幻のカニ」と呼ばれる所以がここにあります。