
「間人」と書いて「たいざ」と読みます。
「間人(たいざ)」は、京都府北西部の日本海側(丹後半島)に面した、漁業が盛んで自然豊かな京丹後市丹後町にある町です。初めて「間人」という漢字を見て「たいざ」と読める人はなかなか少ないと思いますが、この地名の由来は、聖徳太子の母・間人(はしうど)皇后(穴穂部間人皇女・あなほべのはしうどのひめみこ)が,自らの名「間人」(はしうど)をこの地に贈ったものと言われています。しかし人々はそのままお呼びするのは恐れ多いことから、読み方を現在の地名「たいざ」と呼ぶようになりました。





最高級ブランド
間人蟹
間人(たいざ)と聞いて、真っ先に思い浮かぶ食と言えば「間人蟹」ではないでしょうか?間人漁港には、5隻の底引き網船があります。冬の厳しい日本海では海が荒れるため、漁に出られる回数が少ないのが現状です。そのため、間人漁港に水揚げされるカニの量は限られ「幻の蟹」とも呼ばれています。5隻の漁船は日帰り漁を行っていますので、水揚げされた蟹はその日のうちに競りにかけられ、日本一鮮度の良い活きのいい蟹を手に入れることができることから、最高級のブランド蟹としての知名度があると言えます。